『窓のあちら側』ついに購入。

予約していた筈の本がなぜか店頭に並んでいたという手違いもあったけど、ついに購入。率直にうれしい。
amazonで注文した人には手元に届くまで3〜5週間かかるというメールが来たらしい。配本が少なかったのかなあ。初版の部数ってどれくらいだったんだろう。楽しみにしていた人たちをあんまり待たせるのは酷というものである。早くみんなの処に渡るといいね。
グリーン・レクイエム」と「ネプチューン」を読んだ。上下二段組みで一行の文字数が少なくなりぎっちりつまっている分にはなかなかお得感があっていいのだが、中也の詩の引用部分が余白が少ないせいでどうもせせこましく感じられるという不満は持つのは贅沢というものか。
関係ないが右上の写真はパウル・クレーの「砂の上の植物」である。「砂の上の植物群」とも呼ばれているのかどうかは不明。絵のことも知識がなくてよく判らないのである。ついでにクレーの絵が紹介されているサイトへリンクしておこう。

喜歌劇「船乗りシンドバッド」戦いのシーン」というのが本文中の「喜劇的・幻想的なオペラ『船乗り』から、闘いのシーン」のこと、「黄色い鳥のいる風景」というのが「黄色の鳥のいる風景」のこと、「金色の魚」はそのまんま。黄金の魚」が「金色の魚」のことである。
そんな調べ物とかしてるから読書がちっとも進まないのであった。ああ、早くあとがきを読みたいなあ。