父倒れる。

親類の法事の後参列者を見送っている時に突如倒れたとのこと。救急車で病院に運ばれたと連絡があったので駆けつけてみると、意識もしっかりしておりすぐに命がどうこうということではなかった。医師の話によると直接の原因は酸欠で、長年の喫煙のため肺がボロボロになっており(肺気腫の疑いもあるとか)酸素を充分に取り込めないことが日常化している処へもってきて、酒を飲んでさらに酸欠になり、法事の緊張もあって倒れたのだろうということである。動脈瘤の手術をして以来煙草は止めていたものの、壊れた肺は二度と元通りにはならないとのこと。できれば酒も控えた方がいいと言われてすぐに「それはできない」といった父の気持ちは大いに判るんだが、まあ少しは控えてくれた方が家族としては安心できるというのも正直な気持ちではある。本人はこのところの体の不調の原因が判って却ってさっぱりしたようで、今にも帰りたそうな雰囲気だったが大事を取って二、三日入院することになった。