『小説すばる』2007年7月号。

本日自店にて購入。新井素子さんの連載小説「ちいさなおはなし」は第12回にして最終回。ちょうど一年間の連載となった。これで新井素子さんの小説を毎月読むという贅沢は終了してしまった訳で非常に残念である。この話は単行本にまとまるのだろうか。まとまってくれると嬉しい。
今回のお題は「のっく」である。主人公が人生の転機を迎えた時に現れる老婆。不思議な偶然かと思いきや……。あの楠の中にはどんな世界が広がっているのだろう。厳かな余韻の残る話であった。
それにしても新井素子さんはよっぽど楠がお好きらしい。楠が登場する作品て何作目だろう。