星新一『天国からの道』。

新井素子さんが解説を書いた本を今頃読んだ。最近続けて星新一の作品を読んでいる。どれを読んでもとても新鮮で面白い。今までこんなに面白いものを読んでいなかったとは少し損した気分である。これからも読んでいこうと思う。
この本の最後に収録されている「解放の時代」を仕事の昼休みに読んでいたのだが、思わず吹き出しそうになった。同僚が食事を取っている横で突如として笑い出すのもどうかと思い必死に我慢したのだが、笑いの衝動を抑えることができずに結局その時は読むのを止め家に帰ってから読んだ。笑った。本を読んでこんなに笑ったのは随分久しぶりのような気がする。要は下ネタなのだがこの異様な社会の有り様が非常に滑稽であった。