『週刊碁』2008年5月26日号。

本日届いた。新井素子さんの連載エッセイ「サルスベリがとまらない」は第81回。「子供って凄い編」の1回目。子供の学習能力って凄いものがあるんだな。新井素子さんの実感によると、大人と比べて子供の強くなる速さは尋常ではないらしい。子供の頃から習っておけばよかった、とは叶わぬ願いではあるが勝負の世界に生きる者の率直な気持ちだろう。
俺も子供の頃に誰か囲碁を教えてくれる人がいれば良かったのにとはよく思う。うちには碁石も碁盤もあったのだが、碁を打てる者が家族の中にいなかったためもっぱら五目並べをやっていた。将棋は父親に教えてもらったし大概の友達も指すことができたので小学生時代はよくやったものである。あの頃囲碁を打っていた奴はいたのかなあ。聞いたことがない。やはり生育環境は大切なのである。