原作・小松左京/文・新井リュウジ『復活の日』。

小松左京の超傑作SFを新井リュウジ(旧ペンネームはあらいりゅうじ)が子供向けにリライトした現代版『復活の日』が刊行された。「人類滅亡の危機との闘い」というサブタイトルがついている。ポプラ社の「TEENS' ENTERTAINMENT」という叢書の一冊で、発売されたのは9月8日だったらしい。本日、店頭にて確認。帯に「新井素子氏絶賛」の文字を見つけてあわてて買ってきたという次第。

新井リュウジという人は知らなかったが、日本SF作家クラブ会員で新井素子さんとも知り合いらしい。あとがきの謝辞に新井素子さんの名前がある。P.315より。

最後に、本作品の出版に多大なお力ぞえを下さった方々、株式会社イオ代表の乙部順子さん、井口健二先生、聖咲奇先生、浅尾典彦先生、新井素子先生、藤咲あゆな先生、石川順恵さん、ポプラ社のみなさん、また、応援を頂いた日本SF作家クラブの諸先輩先生方に。

絶賛、と書いてある割に肝心の褒め言葉が帯にも本にもどこにも書いてないのが不思議だったのだが、どうやらこの本の書評をお書きになったらしい。

上記ページの「第217回目 小説家・あらいりゅうじ先生ご来店!」の回をお聴き下さい。この話を書くに当たって著者と新井素子さんが交わした会話などのエピソードが語られている。しかし、その書評はどこに掲載されるんだ? 新聞各紙・書籍情報誌などは要チェックかな。
この本、もちろん元が大好きな話なので読むのである。小学校高学年以上向けとのことだが、「少年ジャンプ」命の甥っ子はこういうの読むかなあ。