『千葉日報』に「思い出を語る会」の記事掲載。

昨日、日本橋学館大学で開催された「氷室さんを偲ぶ一日」。そのトークイベント「思い出を語る会」の模様を伝える記事が『千葉日報』に掲載された。

闘病生活の末、昨年6月に死去した作家・氷室冴子さんをしのんで、氷室さんと親交の深かった柏市日本橋学館大学田中二郎准教授は24日、同大学で「思い出を語る会」を開き、パワフルに過ごした私生活などを紹介した。同大学図書館では、氷室さんが愛用したパソコン・キーボードや原稿用紙などを公開する企画展も開催している。30日までで、入場無料。
氷室さんは代表作「なんて素敵にジャパネスク」など多数の小説を残しており、「なんて素敵に−」は、漫画家・山内直実さんによって漫画化されている。田中さんが氷室さんのパソコン操作・管理を手伝ったことがきっかけで、私生活で親交を深めたという。
思い出を語る会には田中さん、山内さんのほか、作家・新井素子さん、漫画家・藤田和子さんが出席。氷室さんとのとっておきのエピソードを紹介し合った。
田中さんは氷室さんがパソコン操作に困ったと頻繁に呼び出されたとし、「作業が終わると氷室さんが缶ビールを2本持ってきて、夜中まで芝居や政治・経済の話をした」と振り返った。
山内さんは「(なんて素敵に−は)原作に恵まれた。氷室さんは口出しすることもなく、本当にやりやすかった」と感謝の気持ちを口にした。
また、新井さんらは「いつも元気でパワフルな人だった」「食に興味なかったが、短時間で大量に食べていた」など交流していた当時を思い出すように、笑顔を交えて紹介。
ただ、田中さんが氷室さんの残した「私のことを忘れないでね」とのメッセージを紹介した際、集まった約60人の間には、さみしい空気が漂った。
また、田中さんは氷室さんの著書や愛読書を譲り受けており、このうち852冊を同大学図書館に寄贈した。企画展などの問い合わせは同館、電話04(7167)8655。

「私生活はパワフルに」氷室冴子さんを日本橋学館大准教授が紹介 - 柏千葉日報ウェブ:ちばとぴ

元記事の写真には新井素子さんも写っているので参照のこと。
参加した方に教えてもらったのだが、質問コーナーでは新井素子さんが素研の存在にもチラッと触れていたらしい。身に余る光栄であります。
ちなみに、田中二郎氏作製の氷室冴子さんの追悼ページはこちら。

【2009/10/26追記
書き忘れ。コバルト文庫で復刊される赤川次郎作品(新装版かな?)の推薦文を依頼された、と新井素子さんが仰っていたのこと。『コバルト』本誌か『青春と読書』かはたまた附属の帯か、どこに掲載されるのかは判りませんけど要チェックです。
↓参加された方のブログ。

と、ついったー。