2014年6月の読書メーター(まとめ)

読んだ本の数:14冊
読んだページ数:2993ページ
http://book.akahoshitakuya.com/u/153604/matome?invite_id=153604

チホと魔法と不思議な世界ようこそ、魔法学園へ! (角川つばさ文庫)

これを読んだ子供が、白と黒は対立概念でなくひとつの事象の裏表、光あるところに影がある、という処に反応してくれるといいなあと思った。主人公と同じ年頃の子供たちはどう感じるだろうか。姪っ子に読ませてみたい。
読了日:6月29日 著者:マサト真希

なんて素敵にジャパネスク (コバルト文庫)

新井素子さんのコメント付き帯を目当てに氷室冴子フェアを開催していた書店で購入。タイトルはもちろん知っていたが初めて読んだ。これ面白いな! 女の子たちが夢中になったのすごいよく判る。という訳で続きも読んでみたい。楽しみ。
読了日:6月29日 著者:氷室冴子

なんて素敵にジャパネスク (コバルト文庫)

なんて素敵にジャパネスク (コバルト文庫)

歴史をつかむ技法 (新潮新書)

日本史の流れと歴史を学ぶ手法を再確認するため再読。とても参考になる。
読了日:6月29日 著者:山本博文

歴史をつかむ技法 (新潮新書)

歴史をつかむ技法 (新潮新書)

ZUCCA×ZUCA (8) (モーニングKCDX)

このお母さんを間近で見ているミキちゃんの将来が逆の意味で心配です。小さい頃はでゅえっとだんすやりたいとか言ってたのにお母さんが熱すぎてだんだん冷めちゃったりするんだろうか。あとミナモト母わろた。
読了日:6月24日 著者:はるな檸檬

ZUCCA×ZUCA(8) (KCデラックス モーニング)

ZUCCA×ZUCA(8) (KCデラックス モーニング)

超級!機動武闘伝Gガンダム 爆熱・ネオホンコン! (4) (カドカワコミックスA)

「ハハハ」「ハハハハハハ」「ハハハじゃあないでしょうっ!?」「ギャーッ」「キャーッ」怒るレインさんがかわいい。
読了日:6月23日 著者:島本和彦矢立肇

バビル2世 ザ・リターナー (10) (ヤングチャンピオンコミックス)

ウラヌスのデザインを見てなぜだか笑いがこみ上げてきた。笑う処じゃないんだけどねー、元が元だけにね。それにしても物語の行方が全く読めなくなった。どうなっちゃうんでしょう。いいぞもっとやれって感じ。
読了日:6月20日 著者:横山光輝

All You Need Is Kill 全2巻 (ジャンプコミックス)

1巻から2巻への繋ぎがすごくいい。1巻の表紙が青色のケイジで2巻の表紙が赤色のリタ、同時発売の新書版原作の表紙が手を繋ぎそうで繋がない二人、というのがまたいい。構成から装幀からよく考えられていて三冊並べて置きたくなる。という訳で新書版も買ってしまった。映画公開前に読み返そう。
初めて原作を読んだ時は泣いたんである。漫画版でも泣いた。切なすぎる。あの原作を小畑健は見事に漫画化してくれた。ありがとうと言いたい気持ち。
読了日:6月19日 著者:小畑健桜坂洋

All You Need Is Kill 1 (ジャンプコミックス)

All You Need Is Kill 1 (ジャンプコミックス)

All You Need Is Kill 2 (ジャンプコミックス)

All You Need Is Kill 2 (ジャンプコミックス)

湖の雄 井伊氏〜浜名湖北から近江へ、井伊一族の実像〜 (しずおかの文化新書16)

歴史秘話ヒストリア」の井伊直虎の回を見て、地元遠州出身で江戸期に有力譜代大名だった井伊氏の出自に興味を持ち、手軽に読めそうだと思って購入した。一族の基盤となった浜名湖畔引佐四郷の古代の祭祀についての考察や一族の歴史を詳細に概観した第一章「聖水を祭る古代豪族」(辰巳和弘)と第二章「湖の雄、井伊氏」(小和田哲男)は初めて知ることばかりで面白かった。第三章「井伊氏と芸能」(八木洋行)はテーマには惹かれるものの内容としては蛇足の感は否めない。しかし井伊直弼が32歳までほぼニートだったとか人物像に興味をもった。
読了日:6月15日 著者:辰巳和弘、小和田哲男、八木洋行

大江戸恐龍伝 第五巻

第一巻の献辞であのお二方の名前を見た時からこういう展開は予想していたけど、でもまさに『ゴジラ』第一作から伝わってきた超自然的存在への恐怖や破壊のカタルシス、そこに内在する怪獣の悲哀や人間の愚行、をはっきりオマージュと示しながらそれも平賀源内の心情と重ね合わせる形で描くとは。やられた。やられまくった。で、このまま終わるのかと暗澹たる気分になっていた処にあの「結びの章」でしょう。すかーっとしてここでもまたやられた、と思った。あちこちでやられまくってそのピシピシはまっていく感じが気持ちいいのなんのって。
で、あとがきを読んで、うむうむやっぱりそうだよねえ、判るねえ、判るなあ、俺は判ってたぞお、とかまた余韻に浸ってたりしたんだが、最後のページで最大の「やられた!」が。知った後では何で気付かなかったんだろうてなくらいの些細なお遊びだが、これを判らなかったのは悔しい。ああ悔しい。
読了日:6月10日 著者:夢枕獏

大江戸恐龍伝 第五巻

大江戸恐龍伝 第五巻

角川映画 1976−1986 日本を変えた10年

一出版社の社長が本気で映画製作に取り組んだ10年間の記録と記憶。あの頃の角川映画に少しでも思い入れのある者にとって様々な感興を呼び起こす本である。知っていることも知らないこともたくさん書いてあり、また今の視点から眺める当時の状況が新鮮に感じられ、とても面白かった。書店従業員としては、角川書店が推し進めた出版物のカジュアル化と映画とタイアップしての関連書籍の拡販という手法をメディア各社が真似したお陰で現在お給料がもらえているという事実を再確認した。「日本を変えた」というのはそういうことだろうか。
もう一つの軸として大林宣彦を大きく取り上げているのも興味深かった。角川春樹大林宣彦が映画業界の外部から訪れ既存の方法にとらわれない変革者として語られる。大林は「角川映画」で最多の作品を撮った監督らしい。
読了日:6月8日 著者:中川右介

大江戸恐龍伝 第四巻

秘境! 冒険! キタキタキターて感じ。この島の出来事でもう一巻増えてもバチは当たらないのでは、てかもっと読みたい、とか思ったけどもう完結してますからね、ハイ。仕方ないっす。舞台は再び江戸へ。いよいよ文字通りの『大江戸恐龍伝』が! 源内の心中に去来する様々な屈託や葛藤て作者の心情も反映してんのかなとか思わず邪推したくなったり。
読了日:6月7日 著者:夢枕獏

大江戸恐龍伝 第四巻

大江戸恐龍伝 第四巻

鉄風 (6) (アフタヌーンKC)

久しぶりに刊行された女子総合格闘技漫画の第6巻。休載している間は気が揉めたがようやく刊行されてうれしい(雑誌でも読んでるんだけどね)。周りの全くの善意で追い詰められて行く気持ちはよく判る。あと馬渡ゆず子て少年漫画だったらど真ん中の主人公になるキャラクターだと思うんだけど、この漫画にかかるとその歪みが強調されてしまうのが面白い。大空翼くんのことは誰もそんなこと言わないもんね(いやそれは全く間違っていないんだけど)。夏央とゆず子の対戦が楽しみで仕方がない。
読了日:6月7日 著者:太田モアレ

鉄風(6) (アフタヌーンKC)

鉄風(6) (アフタヌーンKC)

大江戸恐龍伝 第三巻

あれ、お吟さんは一緒に行かないの? と思った。長年の夢枕獏読者としてはスムースに話が進み過ぎるのに却って違和感があるがわくわく感は高まるばかり。
読了日:6月3日 著者:夢枕獏

大江戸恐龍伝 第三巻

大江戸恐龍伝 第三巻