まいじゃー推進委員会の10大ニュース。

nakaさんの処より。2004年のライトノベル10大ニュースに「ブラック・キャット」シリーズの完結が選ばれたそうだ。なかなか完結しない作品も多い中、寡作な作者が20年かかって完結させた、というのが評価されたらしい。
同じく名前が挙がっている笹本祐一『ARIEL』は1987年開始、17年かかって全20巻で完結。新井素子さんの『ブラック・キャット』は1983年『コバルト』にて開始(第1巻発売は1984年)、20年かかって全4巻(6冊)で完結。冊数は比べまい。完結したという事実が重要なのである。コンスタントに発売されていたシリーズが長い年月かけて完結するのも感動だが、「次はいつ出るんだ〜〜〜!?」と首をブロントサウルスのように長く伸ばして微かな希望をつないでいたシリーズが完結するのもたまらないものがある。
最終巻『チェックメイト』が発売されたのは昨年末なのでこの日記で今更取り上げるのも時期外れと思いつつ、新井素子的にも確かに大ニュースだったことは記しておこう。