『ライトノベル☆めった斬り!』その他チェック。

1)「1969年〜1980年 ライトノベル年表」(P.27-28)

「1979年」の項(P.28)。《ねこひきのオルオラネ》(夢枕獏)のイラストが天野喜孝になっているが、これは誤りで正しくは皆川幸輝。

2)「PART1 ライトノベル前史」

「ハヤカワ文庫SFがドル箱だった時代」の章。エドモンド・ハミルトンの《スターウルフ》が一九八七年に日本テレビ系で特撮TVドラマになってる(P.32)の脚注(P.33)。
タイトルが「宇宙の勇者スターウルフ」と書かれているが、このタイトルになったのは第14話から。最初は「スターウルフ」だった。参照→「スターウルフ/宇宙の勇者スターウルフのあしあと」、「スターウルフ研究
静岡では水曜日の夕方5:30より放送していた。

3)「PART2 ライトノベルのあけぼの」

P.91。誤植。「幼獣少年キマイラ」→「幻獣少年キマイラ」
P.106脚注。『リーンの翼』(富野由悠季)が『聖戦士ダンバイン』のノベライズと書いてあるが、実際はバイストン・ウェル・サーガに連なる別の物語で登場人物や時代設定等は大きく異なる。

4)「ライトノベル・ブックガイド1982」【1月10日追記】

P.124。夢枕獏キマイラ・吼」シリーズの紹介。執筆者は三村美衣
いきなり「主人公の九十九三蔵は」とか書いてある。いやね、確かに今のところそう言っても何の不都合もないような気もしないでもないから勘違いしがちだけど、主人公はとにかく大鳳吼なのである。そこんとこは譲れません。
というか、現在の物語は登場人物一人一人の過去を深く深く遡ったりしている内に群像劇の様相が濃くなってきている。次巻の主役も大鳳吼でなく竜王院弘だしな。