鬼と狸が笑う。

で、区切りと言えばまだかなり気は早いが再来年は新井素子さんの作家生活30周年なのである。なんか記念イベントとか開催されるのだろうか? 昔はモトコンなんていう新井素子ファンのコンベンションがあったらしい。参加したことがないのでどんなことをやっていたのか知らないが、さぞかし楽しかったのではないかと羨ましげに推測するものである。
イベントか。イベント……。”4つの「グリーン・レクイエム」を聴く夕べ”なんていうピアノリサイタルはどうだろう。「4つのグリーン・レクイエム」とは、

  1. ショパン ノクターン作品9の1
  2. ラジオドラマ版
  3. イメージアルバム版
  4. 映画版

の4曲のことである。1.は新井素子さんが「グリーン・レクイエム」を執筆した時のBGMで、「グリーン・レクイエム」の原曲と言ってもいいだろう。2.3.4.は小説『グリーン・レクイエム』が他のメディアに移植された時に作られた別々の「グリーン・レクイエム」である。これをそれぞれ、慌ただしいスケジュールの中を駆けつけてくださったイヴァン・モラヴェッツ、羽田健太郎難波弘之久石譲の各氏に弾いてもらうのだ。全て生演奏である。久石氏にはもう一曲、新井素子さんが『緑幻想』を書くきっかけとなった曲「The Wind Forest」も弾いてもらう。全5曲、しかし極上に濃密な時間を過ごすことができるだろう。なんて贅沢。想像しただけで失禁しそう。
そこまではまあ冗談としても、上記の曲を生演奏で聴くというのはかなり心惹かれる思いつきである。生憎ピアニストの知り合いはいないので実現しそうもない夢ではあるが。
で、本当に何かあるかな?