神林長平と新井素子。
id:SunOfLie氏(「やさしい密室」)による桜坂洋と桜庭一樹のトークショーのレポートである。その中に新井素子さんの名前が出て来るのでメモ。
共通する好きな作家として両者が挙げたのは神林長平と新井素子。
もっとも、本までは共通していなくて、桜庭一樹が『完璧な涙』『七胴落とし』(「自分探しをしていて自分の作家を見付けた」)と『星へ行く船』、桜坂洋が『敵は海賊』(「あんな時代にコンピューターとネットの使い方を見せた」「しかも単なる道具として」)と『ひとめあなたに…』。
桜庭一樹の挙げた組み合わせは頷ける話なのですが、桜坂洋は「『七胴落とし』が好きなら『ひとめあなたに…』が好きじゃなくちゃおかしいだろう」(細部は違うかもしれませんが、おおよそこんな内容)とコメントしていて、その辺りが桜庭一樹と桜坂洋の好みの違いなのでしょう。
桜庭一樹が新井素子作品を読んでいたのは知っていたが*1、桜坂洋が好んで読んでいたのは知らなかったし意外でもあった。何しろほら「素○姫」だし*2。
『七胴落とし』が好き=『ひとめあなたに…』が好き、じゃなくちゃおかしいのか。何故だろう。よく判らない。俺としてはむしろ『あなたの魂に安らぎあれ』の方がイメージが近いかな。