読了。書店で購入した本。第4回スーパーダッシュ小説新人賞大賞受賞作の続編である。前作『戦う司書と恋する爆弾』を読んだ時には一作で完結するものとの思い込みから読み方を間違えたと感じた。従って今回はまだ続編があるという前提で読んでみた。そしたらば今度は次巻へと興味を繋ぐ材料が見当たらない。また失敗してしまった。うーむ。ラスコール＝オセロの動向とかハミュッツ＝メセタと神溺教団との不可解な繋がりとかがそれに相当するのだろうか。うーむ。
登場人物や物語に感情移入できないのが一番の問題かと思う。するする読めるし面白くない訳じゃないんだけど、楽しむポイントが見つからないので素直に喜べない。単に俺の好みじゃないってだけか。
前巻を二回繰り返して読んだ後、続編は読まないかも知れないなあと思った。今回もあまり食指は動かないが、出たらまた読んでしまうかも知れない。何故だろう。
- 『戦う司書と雷の愚者』,山形石雄／前嶋重機,集英社スーパーダッシュ文庫,552円+税,ISBN:4086302764
