ヤマザキナビスコ杯第1戦、対FC東京戦を見る。

昨日はどうも体調が優れなくて試合は生中継を見ることができず録画の予約だけして寝てしまったのだった。何も情報を聞かないまま見たが、負傷者続出の野戦病院状態のチームにしては先行されても諦めずに追いつく展開で引き分けとはよく闘った方ではないかと思う。川口能活のあのミスはまあ仕方がない。彼で勝っている試合も多いことであるから、たまにはこういうこともあるさとテレビの前で気持ちはすぐに切り替わった。
何より昨日は村井慎二がようやく実戦に帰ってきたのが大きいと思う。1-2からの同点弾は村井のクロスを田中誠が頭で合わせたもの。ただ本人的に出来はイマイチだったようで、スポニチ静岡版によると、

「ホームで少しだけ仕事ができたのはうれしい」と村井。試合後は自分のコンディションがまだ上がらない悔しさと、スタンドからの温かい村井コールへの感謝の気持ちが入り交じり、号泣した。

と書いてあった。長いリハビリ生活だったから自分の働きぶりに納得の行かないこともそりゃああるだろうさ。これからだよ、これから。頼もしい男が帰ってきたのは素直にうれしい。この試合を見る限り左サイドバックとしての適性は上田康太より村井の方があるように思われ、実際に上田が前目に上がり村井が左SBに入った時の攻撃は迫力があるものとなった。アジウソン監督のことであるから上田を左SBで使い続けるのだろうが、村井でいいと思うんだけどなあ。