2013年6月の読書メーター(まとめ)

読んだ本の数:19冊
読んだページ数:3120ページ
http://book.akahoshitakuya.com/u/153604/matome?invite_id=153604

ハグルマ (角川ホラー文庫)

こういう話は精神が不安定になるので途中で読むのやめようかと思ったがでもやめられない。どんどん不安になり自分の立ち位置が判らなくなり画を想像して気持ちが悪くなりでもやめられない。気が付くとハグルマがぎちぎちと回っている。
読了日:6月30日 著者:北野勇作

ハグルマ (角川ホラー文庫)

ハグルマ (角川ホラー文庫)

メイド・ロード・リロード (メディアワークス文庫)

最初のページの「ったく、SFじゃあるまいし、ラノベを理解するのに、まず定義から入ってどうするんですか」という編集者の言葉にいきなり笑った。進行のグダグダさ加減に文章のノリの良さとちょこちょこくすぐられるアニメネタなどが相まってニヤニヤしながら読んでいくと忘れていた何かを思い出させるような哀切な感情がわき上がって来るのです、中身が中二のままのおっさんとしては。
読了日:6月28日 著者:北野勇作

カレーの王女さま (2) (まんがタイムKRコミックス)

陸上自衛隊第一師団練馬駐屯地カレー(仮称)が激しく気になる。駐屯地ごとに違う隠し味を使っているらしい。航空自衛隊浜松基地の炊き出しカレーはエコパで食べたっけ。んまかった。ご当地グルメブームで各地にご当地カレーができてるのな。青いカレーをいっぺん見てみたい。青森味噌カレー牛乳ラーメンが食べたい。
しかし避難訓練で教室を出てから校庭に全員整列するまでのタイムを計り、先生が「本番なら死んでるぞ!」と酷評するのは静岡ギャグじゃないのか(作者さんは焼津出身)。他県の学校はこれ程熱心に避難訓練を行っているのだろうか。
読了日:6月27日 著者:仏さんじょ

カレーの王女さま (1) (まんがタイムKRコミックス)

カレーが食いたくなる漫画である。カレーの王子さまは甘いのが仕様なので怒んねーでくれるとうれしいです。
読了日:6月27日 著者:仏さんじょ

カレーの王女さま (1) (まんがタイムKRコミックス)

カレーの王女さま (1) (まんがタイムKRコミックス)

君に届け (19) (マーガレットコミックス)

龍と将来的にどうなるかはさておき、ちづのラーメン店員は天職な気がする。丼を差し出す仕草から既にうまそうな気配が立ち上ってるもん。徹龍軒のラーメン食いたい。
読了日:6月27日 著者:椎名軽穂

作家の道楽

釣りに纏わる逸話が抜群に面白い。釣りが原因で離婚した二組の夫婦とかロシア人についてのことわざとか読みながらニヤニヤせずにはおれない。何かに狂ってる人の様相というのは他人から見るとそれだけで可笑しいものだが、ふと冷静になると悲しみのような感情も湧いてくる。(書いていて『大江戸釣客伝』を思い出した)
語り下ろしとのことだが、固有名詞の間違いなど誤字脱字含む編集ミスが多いのが気になった。
読了日:6月23日 著者:夢枕獏

作家の道楽

作家の道楽

かめ探偵K (メディアワークス文庫)

語り口が面白かった。確率の波にまた哀切さを感じたり。今月はもう北野勇作月間で行こう。
読了日:6月22日 著者:北野勇作

かめ探偵K (メディアワークス文庫)

かめ探偵K (メディアワークス文庫)

分校の人たち (1) (Fx COMICS)

大人のいない隙に少年と少女と少女が好奇心の赴くままにお互いの体を弄くりまわしよがりまくるという児ポ法があのまま改定されたら持ってるだけでお縄になることが確実な漫画。「性欲を興奮させ又は刺激するもの」というのはちんちんがおっきしなければ問題ないのか。それを決めるのは私ではなく法律の運用主体であるというのが問題な訳です。この分校(分校なのか?)がどういう環境にあってここの大人たちが行っているカミサマの集会とは何なのかというのは気になるんだが別にそんなこと気にせずただただエッチな気分に浸ってしまえとも思う。
読了日:6月20日 著者:山本直樹

分校の人たち(1) (Fx COMICS)

分校の人たち(1) (Fx COMICS)

かめくん (河出文庫)

『ヒトデの星』を読んだ後に無性に読み返したくなり、買ってあった河出文庫版で読んだ。北野勇作の小説のことを語ろうとしてもどうも的確な言葉が思いつかないんだが、ほんのりじんわりと胸に染みるものがあって好みなのである。やっぱりいいなあ。第12回日本SF大賞受賞作。
読了日:6月17日 著者:北野勇作

かめくん (河出文庫)

かめくん (河出文庫)

重版出来! (1) (ビッグ コミックス)

期待の新刊が配本ゼロで気持ちの荒んだ日に読んだのがよくなかったかも知れない。能天気に過ぎるように感じられカチンと来る処もあったりした。この本自体が入荷ゼロでその後もずっと入ってこなかったし。販売の機会すら与えてもらえないのは当方の努力が足りないせいですか。それでも話は面白いし、漫画出版の裏側に興味があったり熱い漫画をお求めの方にはぜひおすすめしたい。主人公が『柔道部物語』を読んで柔道を始めたとか練習の後にみんなで読んでる漫画が『帯をギュッとね!』だとか微笑ましい。
読了日:6月15日 著者:松田奈緒子

重版出来! 1 (ビッグコミックス)

重版出来! 1 (ビッグコミックス)

ヒトデの星

自分の中にずっぷり入っていくような読書。不安と哀しみと懐かしさと暖かさ。それらを感じてしまうのは何故だろう。世界はどうしようもなく世界であるという普段は忘れている諦念が思い起こされるからか。もやもやが残る。それも含めての深い味わいである。このもやもやはその内に体外に排出されて金魚になるに違いない。その時に備えて泥で金魚鉢を作っておくといいかも知れない。
読了日:6月14日 著者:北野勇作

ヒトデの星

ヒトデの星

ちはやふる (21) (講談社BE・LOVE KC)

表紙の原田先生がかっこいいにも程があるんだが何故魚が泳いでいるんだろう。わたのはらや、だから? 最後の引きにどうしようもなく気持ちをかき立てられてBE・LOVE最新号を読まずにはいられなくなる訳です。
読了日:6月13日 著者:末次由紀

ちはやふる(21) (BE LOVE KC)

ちはやふる(21) (BE LOVE KC)

勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。 (1) (ドラゴンコミックスエイジ)

入荷数が少なすぎて即完売。がっくりしたがようやく再入荷したので買った。原作小説を読みながら頭の中でぼんやり想像していた構図を軽く超越したスゴ絵が目の前に出現し、そうかこういう世界のこういう人たちだったんだ、といちいち納得。そしてギャグでいちいち笑う。フィノがいきいきと描かれているのがいいなあ。くるくると目まぐるしく変わる表情がかわいい。購入した人はカバーを外してみるのもお忘れなく。続きが楽しみ。(原作も面白いのでコミック版で興味を持った人はぜひ読んでみて)
読了日:6月12日 著者:左京潤、森みさき

またまたぶたのたね

読了日:6月10日 著者:佐々木マキ

またまたぶたのたね

またまたぶたのたね

また ぶたのたね

読了日:6月10日 著者:佐々木マキ

また ぶたのたね

また ぶたのたね

ぶたのたね

読了日:6月10日 著者:佐々木マキ

ぶたのたね

ぶたのたね

バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)

『重版出来』は入荷しないが『バーナード嬢曰く。』(施川ユウキ/REXコミックス)は「重版出来」の帯付きでようやく入荷したので買った。少し前のTLでSFクラスタが盛り上がっていたのはこの本の話題だったのかと今頃気付いた。SFファンの神林さんが笑える。読書について一家言ある人はきっと全編で笑える筈。グレッグ・イーガンは一度も読んでないけど俺の中ではすでに読破したっぽいフンイキになっている!!
読了日:6月8日 著者:施川ユウキ

うみべのまち 佐々木マキのマンガ1967-81

この本はうちの店には入荷がなかった。幾度か発注を試みたがその度に入荷せず。つい最近客注の入荷があり、それならと再度発注してみたらすんなり入ってきた。タイミング、かなあ。2011年7月18日第一刷、2012年11月15日第五刷。村上春樹が帯にメッセージを寄せている。
大学時代に下板橋の古本屋で『マンガ黄金時代 '60年代傑作集』(文春文庫ビジュアル版)というマンガアンソロジーを買った。藤子不二雄の「ひっとらあ伯父さん」が目当てだった。他にも錚々たる作家陣が並ぶ中で、佐々木マキの「うみべのまち」を読んでぶったまげた。実験的な作風で目で追えるストーリーはなく何が描かれているんだか正直よく判らないんだけど、スピードとリズムがあってポップでユーモラスで政治批判的で世界に奥行きが感じられてでも哀切な感じに満ちていて、がつんとやられた、と思った。それから佐々木マキのマンガはないか、と探し始めたんだけども、その当時既に絵本の方に仕事がシフトしていて、絵本なら本屋にあるんだけれどもマンガの単行本が見つけられなかった。古本で探す程の行動力も金銭力もなかったし、何となくそのままになってしまった。高校生の時に読んだ村上春樹の本の表紙イラストが佐々木マキだったと知った時は驚いたな。
それから二十年余り経って、その時のマンガが表題作となる単行本が出版されるとは、なんていい時代なんだ。初めの方の実験的でめちゃくちゃな作品もいいが後の方の落ち着きが感じられる作品もいいなあ。杉浦茂みたいと思った箇所もあった。あとがきを読むと大好きだったそうで。
大学生の時は絵本を読む気はしなかったんだけれども、今は読みたくて仕方がない。近隣の図書館にも置いてあるみたいなので、ちょっとずつ読んでみようかと思っている。
読了日:6月6日 著者:佐々木マキ

うみべのまち 佐々木マキのマンガ1967-81

うみべのまち 佐々木マキのマンガ1967-81

黄金旋律 (PHP文芸文庫)

続きを……続きを早く……。
読了日:6月1日 著者:村山早紀

黄金旋律 (PHP文芸文庫)

黄金旋律 (PHP文芸文庫)