2013年8月の読書メーター(まとめ)

読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3122ページ
http://book.akahoshitakuya.com/u/153604/matome?invite_id=153604

さよならタマちゃん (イブニングKC)

twitterのTLで流れてくる感想を見て気になったので読んでみた。感想の言葉が出ないくらい良かった。精巣腫瘍(肺に転移済み)を発病した著者(漫画アシスタント)の闘病記。生と死の間で垣間見える人間の温かさに途中で何度も泣いた。ちょっとお客さんこれ読んでみて下さいよ。いい漫画ですよ。
読了日:8月29日 著者:武田一義

さよならタマちゃん (イブニングKC)

さよならタマちゃん (イブニングKC)

秘密 season 0 (1) (花とゆめCOMICSスペシャル)

『秘密 トップ・シークレット』のスピンオフ前日譚。薪の重い過去が描かれる。ここが発端だったのか。若き薪の後先考えない姿と鈴木との関係を見ると、その後を知っているだけになんともやるせなかったり。
読了日:8月29日 著者:清水玲子

ときめきトゥナイト 真壁俊の事情 (りぼんマスコットコミックス)

初回入荷数が少なすぎて自分の分は後回しにしたので増刷分(それでも5冊しか入荷せず)をようやく買うことができた。やばいです。ニヤニヤが止まりません。真壁くんが振りかえるのと同時に視線を逸らすカルロ様わろた。あれはカルロ様が悪い。
読了日:8月29日 著者:池野恋

鬼灯の冷徹(10) (モーニングKC)

サタン様てジャイアンツの帽子かぶったら川原泉の描く王貞治じゃんね。人の容姿の美醜について悟りを開いたかぐや姫が良かった。かぐや姫宅の前で会話する白澤さまと鬼灯に対する桃タローのつっこみにわろた。
読了日:8月23日 著者:江口夏実

鬼灯の冷徹(10) (モーニング KC)

鬼灯の冷徹(10) (モーニング KC)

東京 無敵の名酒場

今すぐ私をこの店に連れてって、という感じ。1500円でどこまで飲めるか? をテーマに無類の酒好き女性漫画家二人組が大衆酒場を飲み歩くコミックエッセイ。紹介されたのは、浅草、立石、千住、赤羽、渋谷、新宿、池袋、有楽町周辺、品川〜大井町、中野、高円寺、木場、門前仲町の「安くて美味くて居心地のいいお店」全21軒。読んでると猛烈に飲み喰いしたくなるのだった。よだれ出る。東京在住時はチェーン居酒屋が主戦場だったので、こういう店には縁がなかった。あの頃この本があればちょっと行ってみたかも。モツ喰いてえ。特にレバ。レバレバ。
作者の「まのとのま」とは二人の女性漫画家、真野匡と乃間修のユニット名。真野さんはなかはらももたさんとジュビロ磐田マッチデープログラムジュビロ愛溢れる漫画を描いていた。あれ大好きだったのに、無くなっちゃったのはもったいない。
読了日:8月22日 著者:まのとのま

東京 無敵の名酒場

東京 無敵の名酒場

ナリキン! (04) (少年チャンピオン・コミックス)

「この世に使えない駒などないのだ!」のページで痺れた。そうだよね、うん、そうだ。まあすぐ台無しにしちゃうんですけどね。
読了日:8月20日 著者:鈴木大四郎

ナリキン! 04 (少年チャンピオン・コミックス)

ナリキン! 04 (少年チャンピオン・コミックス)

犬とハサミは使いよう2 (ファミ通文庫)

読了日:8月16日 著者:更伊俊介

犬とハサミは使いよう2 (ファミ通文庫)

犬とハサミは使いよう2 (ファミ通文庫)

盤上の夜 (創元日本SF叢書)

刺激的で面白いがどう捉えて良いものやらよく判らない。そうであればこそ、と言えるのかも知れない。収録された6編の内、書き下ろしの「千年の虚空」が特に凄かった。最後を締めくくる「原爆の局」で先の5編が怒濤のように押し寄せて俺としては完全にオーバーキャパシティ、脳内に浮かぶのはクジラさんの絵ばかり、という状態。世界初の原爆実験のことはとりあえずググって見て、「我は死なり。世界の破壊者なり」がここに接続していることを知って愕然としたりとか。「原爆の局」は東日本大震災を視野に入れて書かれたのかな、とか。語り手の「わたし」て何なんだろう。
宮内悠介のインタビューの中でぽろっと『餓狼伝』が出てきたのに驚いた。『盤上の夜』を読みながらちらちらと『餓狼伝』が思い浮かんだりしてたので、えー読んでるんだ、といううれしい驚き。
読了日:8月15日 著者:宮内悠介

盤上の夜 (創元日本SF叢書)

盤上の夜 (創元日本SF叢書)

となりの怪物くん(12) (デザートコミックス)

ヤマケンいじらしい。そういうとこ嫌いじゃないぜ。面白かった。あの二人がこんな風になるとはなあ。本編が完結しちゃったのは淋しいんだけど、8月24日発売の『デザート』10月号から番外編がスタート。13巻は来年1月発売予定だと。楽しみにする。
読了日:8月13日 著者:ろびこ

となりの怪物くん(12) (KC デザート)

となりの怪物くん(12) (KC デザート)

海月と私(1) (アフタヌーンKC)

辺鄙な宿の謎の美人仲居さんと、彼女に翻弄される宿の親父と、宿泊客たちの人間模様がしみじみと面白い。梢ちゃん何者なのかな。卒がなくて嫌みがなくて妙に聡くてでもけっこうぶっとんだ性格してていいね。いずれ明かされるのを待とう。
ググったら「ぐり茶」は伊東市の特産のようなので、舞台はどうやら伊豆らしい。
読了日:8月11日 著者:麻生みこと

海月と私(1) (アフタヌーンKC)

海月と私(1) (アフタヌーンKC)

リビジョン (ハヤカワ文庫JA)

『リライト』の続編として期待していた方向性とは全然違って戸惑いMAX。話の内容と相まって余計に頭がクラクラしつつ、4部作てことはここからあと2作を一体どう展開するのかどう収拾を付けるのか楽しみですよマジでマジで。とりあえずもう一回読もう。
こちらの舞台は清水市興津でございました。当時の静岡市で最大の書店とか出てきた。
読了日:8月11日 著者:法条遥

リビジョン (ハヤカワ文庫JA)

リビジョン (ハヤカワ文庫JA)

リライト (ハヤカワ文庫JA)

再読。えらい面白かった。単行本版で読んだ時はこの先が読みたいのに〜〜〜と歯軋りしたものだが、これだけでも充分クラクラする程楽しめる、と再認識。待ちに待った続編『リビジョン』が今から楽しみですよん。明日から読み始めるつもり。
この作品、主要な舞台が岡部町で、ほぼ静岡県内で話が展開する。地域の特性に依存する話ではないので、静岡県や岡部町のことを知らなくても全く問題ないが、県民なら親近感が湧きやすいかな、と思うんだけどどうだろう。作中に登場する静岡駅ビルの江崎書店ではこの本は売れてるのか知らん。
読了日:8月6日 著者:法条遥

リライト (ハヤカワ文庫JA)

リライト (ハヤカワ文庫JA)

犬とハサミは使いよう (ファミ通文庫)

面白い。元ネタが判んないのがいくつかあったが面白い。解説サイトとかきっとあるに違いない。ググろう。最初の文が好きだ。そう、そういうお話。続きも読む。まだ買ってないけど。P.21、静岡県K市とは掛川市菊川市
読了日:8月6日 著者:更伊俊介

犬とハサミは使いよう (ファミ通文庫)

犬とハサミは使いよう (ファミ通文庫)

何かが来た (21世紀空想科学小説 2)

岩崎書店の《21世紀空想科学小説》シリーズの第1回配本の内の一冊。頭の中に?マークを浮かべながら読み進んでいったが最終章で不覚にも感動。世界には判らないことの方が多くて自分は何もできなくてでも何かやらなきゃという決意の芽生えに心が打ち震えるのは別に子供に限った話じゃなくて。
読了日:8月1日 著者:東野司

何かが来た (21世紀空想科学小説 2)

何かが来た (21世紀空想科学小説 2)