初恋は大学一年の時。

『大忙しの二日間 結婚物語・下巻』に収録された新井素子さんへのインタビュー「結婚物語への招待状」の中で、新井素子さんが初恋は大学一年の時と明言していた。P.225より抜粋してみる。第一回奇想天外SF新人賞に佳作入選した当時の執筆状況を話している話の流れで。

――大学では?
「一年の大半は、なんにもしてなかったですね、一年生で、やっと初恋をしたの。うれしかったァ(笑)。その初恋でいそがしかったんで書いてない」
――ずいぶん遅い初恋ですが、それまで本や映画の中で憧れたシーンなんてありますか。恋愛なり恋愛観のようなものですが。
「それが私、恋愛小説って全然ダメ。なんとか読めるようになったの、つい最近だもの。恋愛という感情が、どうも最近までよく分んなかったんじゃないか、という気がしないでもない(笑)。そちらの方は、はっきり言って全然興味なかったし、今もないですね」

昨年1月6日の記事(id:akapon:20050106#p1)で、「高校三年の終わり」から「大学一年」にかけての18歳の時に初恋を経験したのではないか、と推測したが、それを裏付ける発言だろう。