田畑由秋+余湖裕輝『アクメツ』第18巻。

書店にて購入。『アクメツ』の最終巻である。「テロによる世直し」という論理の破綻をいつか描いてくれるのかと期待していたのだが、結局アクメツは最後まで「正義のヒーロー」だった。ちゃんと伏線も張っていたのにそれが描かれなかったことに対して不満はある。悪い奴に対抗するためだったら何をしてもいいというのか。目的は手段を正当化するのか。そんなことはあるまいと思ってしまうのだが、まあ面白かったからいいか。主人公のパワーと高いテンションを維持した疾走感と綺麗な着地に騙された。