打算的な愛情。

夕飯時に姪っ子(4歳)が父親と共にやって来た。甥っ子(8歳)が一緒でなかったので爺いが「お兄ちゃんは一緒じゃないだ?」と聞くと「おにいちゃんきらい」との返事。理由は「すぐおこるから」だそうだ。
そんな話をしている処に芋切り干し一切れを手に甥っ子が登場した。それを見た姪っ子は「ほしいぃぃぃ!!」と大騒ぎである。強欲な甥っ子にしては珍しく素直に二等分してやると、姪っ子はにったらにったら笑いながら言ったものである。
「おにいちゃんしゅきー」
判りやすい性格だなおい。僕はここに人間性というもののプリミティブな発露を見るね。