服部が退団。

服部年宏の磐田退団が決定した。スポニチなどの報道によると、磐田と服部は今後のことも考えてレンタル移籍を望んだが、オファーを出した東京ヴェルディと金額面で折り合いが付かず、退団して完全移籍となった模様。
ジュビロ磐田の黄金期を支えた選手がまた一人いなくなった。その寂しさはもちろんあるが、何より服部には来季の貴重な戦力として期待していただけに、無念の思いは一入である。今年350試合出場を果たした偉大な選手なのに(だから、か)、フロントも選手の意向を汲みすぎだろう、と愚痴の一つも出てしまう。
スクラップ・アンド・ビルドが実行されつつある現在の磐田で、解体は急激に進んでいる一方、肝心の立て直しの見通しははっきり立っている訳ではなく、これでは鈴木秀人の契約交渉が来季のヴィジョンを巡る討論の場となり契約が遅々として進んでいないのも判るというものである。
他の移籍情報としては、西野泰正が京都へ完全移籍、菅野フィジコが神戸へ移籍。ここでも人材の流出が。新戦力としては、フィゲレンセからマルキーニョス・パラナ(完全移籍)と京都から林丈統(レンタル移籍)を獲得、といった処。