book

星新一『きまぐれフレンドシップ』。

図書館で借りてきた本。星新一のエッセイ集である。本の後ろの解説や他のエッセイ集からこぼれ落ちた小品を収録している。この本は文庫版が集英社と新潮社から出ているが、この奇想天外社版が一番最初に出たもので、文庫版と比べるといろいろ違う処がある。…

栗本薫『もう一つの王国』(グイン・サーガ第113巻)。

読了。自店にて購入した本。まだ延々とタイス編である。いい加減長い。あとがきで作者が自分でも驚いたと書いていたさる人物の登場シーンはこちらもびっくりしましたがな。え、まだ引くの、といささか苦笑気味でもあったけど。 『もう一つの王国』,栗本薫,ハ…

一橋マーキュリー編『知遊人図鑑』を読んだ。

疲れた。内容についてはまた今度。

『回転木馬』を購入。

柴田よしきの小説『回転木馬』を購入。うちの店には1冊だけ入荷していた。今日は仕事の後15時〜23時半まで爆睡してしまったためまだ読んでいない。明日以降に読もう。

柴田よしき『回転木馬』の帯に推薦文。

作家である柴田よしきのブログ「柴田よしきの日記」によると、新刊『回転木馬』の帯に新井素子さんが推薦文を書いたようだ。 http://shibatay.livedoor.biz/archives/50770724.html この作品の前作に当たる『観覧車』*1については、新井素子さんが『週刊ブッ…

『窓のあちら側』読了。

「大きなくすの木の下で」を初めて読んだ時にも思ったのだが、 所詮、高校生のスーパーマンは、高校生にとってのスーパーマンでしかない。美術、音楽、文学、あらゆる芸術関係に抜きんでてみえた洋介は、”高校生としては抜きんでていた”にすぎなかった。実際…

『窓のあちら側』ついに購入。

予約していた筈の本がなぜか店頭に並んでいたという手違いもあったけど、ついに購入。率直にうれしい。 amazonで注文した人には手元に届くまで3〜5週間かかるというメールが来たらしい。配本が少なかったのかなあ。初版の部数ってどれくらいだったんだろう。…

『窓のあちら側』販売開始。されど届かず。

東京の大手書店では昨日から店頭に並んだようだったので、こりゃ今日にも自店に入荷するかも、とほくほくしながら出社したのだが、結局まだ届いてなかったのである。期待していただけにがっかり具合も一入。ぐわぁ。 出版芸術社の方からはメールで丁寧なお返…

『窓のあちら側』未だ発売されず−その二。

今日も自店には届いていなかった。店のPCで検索してみたら本のデータ自体が登録されていなかった。nakaさんもあかいくつさんも本屋では未発見とのこと。e-honから昨日の夜8時に「新刊パトロール結果」として『窓のあちら側』の情報がようやく届いたくらいで…

『窓のあちら側』未だ発売されず。

新井素子自選作品集『窓の向こう側』の話の続きである。仕事が終わってドキドキしながら今日到着分の文芸書関係の荷物を調べたのだが、結局届いてはいなかった。むーん、悪い予感が当たってしまった。発売日は今日ではなかったようだ。予定日はあくまで予定…

ばるぼら『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』。

少しずつ少しずつ読んでようやく読み終わった。結局全部読むのに一年以上かかった訳だ。俺はインターネットに深入りしたこともないし事情に通じていないから書いてあることにピンと来ないことがほとんどだったのだが、そんな俺でもこの本が大著であることだ…

『窓のあちら側』は届いたか?

明日は新井素子自選作品集『窓のあちら側』の発売日ですよ。もしかすると東京方面では今日にも手に入れることができた幸福な人がいるやも知れず。手に入れましたか? ウハウハですか? こんな時田舎はダメだなあと思うのである。一応自店で予約注文はしてお…

栗本薫『闘王』(グイン・サーガ第112巻)。

読了。自店にて購入。いい加減もう終わるだろうと思っていたらまだまだ続くタイス編。次巻はいよいよガンダルとグインの対戦の模様が読めるようだ。幼いスーティは後々一角の人物に成長しそうな塩梅だが、それは果たして本編で描かれるのかなあ。そうすると2…

有川浩『図書館危機』。

自店にて購入。図書館シリーズの三作目である。憧れの「王子様」が実は上官だったということに気が付いてしまった後の郁のその後の乙女っぷりと、その気持ちを素直に表現できない不器用さ、そして意識せずにはいられない堂上との遣り取りが実に微笑ましくて…

半村良『平家伝説』。

古本屋にて購入。伝説シリーズの三作目。伝奇小説かと思ったらラストにSF的な仕掛けが用意されていた。『2001年宇宙の旅』と『幼年期の終り』を思い出した。 『平家伝説』,半村良,角川文庫,300円

有川浩『クジラの彼』。

自店にて購入。ベタベタで甘甘の恋愛小説集だが一風変わっているのはその全てに自衛隊が関わっている処である。民間人には窺い知るよしもないその内部や隊員の人間模様がアクセントとなり微笑ましい恋愛譚が描かれる。長篇『空の中』『海の底』の番外編も収…

吾妻ひでお『逃亡日記』。

読了。自店にて購入。収録されている漫画で吾妻氏自身が「便乗本じゃないのっ」とつっこんでとおり、タイトルといいインタビューでお茶を濁す内容といい確かにその趣は漂っている。ただ『失踪日記』には書かれていないエピソードが書いてあったりとか、アル…

自選作品集『窓のあちら側』の詳細判明。

あかいくつさんの日記で詳細が発表されたことを知り、早速出版芸術社のサイトで確認する。発売は2月20日。価格は1575円(税込)。注目の収録作は下記の通り*1。 グリーン・レクイエム ネプチューン 雨の降る星 遠い夢 季節のお話(3編) 眠い、ねむうい由紀…

『窓のあちら側』はいつ発売されるのか。

『ダ・ヴィンチ』の記事に掲載されたきり出版芸術社のサイトにも全く情報が掲載されずファンをやきもきさせている新井素子さんの自選作品集『窓のあちら側』。とりあえずbk1では予約ができる模様。 http://www.bk1.co.jp/product/2747279 大人気SF作家によ…

火浦功『スターライト☆ぱ〜ふぇくと』。

自店にてみかけて異様な懐かしさに打たれたので買ってみた。火浦功の古の名作『スターライト』シリーズがソノラマノベルスから全作品を一冊に収録した完全版として出版されたのである。書き下ろしも収録されており、若干それに期待をしていたのだが、あまり…

夢枕獏『新・餓狼伝』巻ノ一・秘伝菊式編。

読了。自店にて購入した本。タイトルに「新」がついても要は今までの『餓狼伝』の続きである。今回はプロレスラーがプロレスの奥深さを思う存分見せつける展開でプロレスファン(特に昔の新日ファン)はにんまりすること請け合い。ジャイアント馬場をモデル…

帯付きの『テディベアに会えた日』を入手。

いやまさか帯付きだとは思わなかったのだ。今までオークションやネット古本屋で目にした物にはいずれも帯がなかった。それがアマゾンのマーケットプレイスに出品されていた本で「帯付き」とのコメントを目にし、半信半疑で注文してみたら本当に帯がついてい…

栗本薫『タイスの魔剣士』グイン・サーガ第111巻。

読了。自店にて購入。まだまだ続くタイス編。いよいよ深みにはまり込んだグイン一行がどのようにこの街から脱走するかが次巻の読みどころか。その前にグイン対ガンダルの世紀の一戦も行われるかも知れない。 格闘シーンは描写が甘く読んでいていちいち違和感…

『銀盤カレイドスコープ』vol.8、vol.9(ネタバレ)。

『銀盤カレイドスコープ』の最終巻を読んだ。本を読めない処に無理して読んだためか、後半の盛り上がりの部分、五輪での惨敗から立ち直るキッカケを掴み最高の演技をする処まで、話の流れについて行けず、面白く読むことができなかった。俺の好きなスポーツ…

大森望『特盛! SF翻訳講座』。

読了。bk1にて購入した本らしい。語尾が伝聞調なのはいつ買ったのか覚えがないからで、bk1のパッケージの未開封小包がなぜか部屋にあったので、開けてみたらこの本が出て来たという次第。初出は『S-Fマガジン』に連載された「SF翻訳講座」というエッセイであ…

朝日新聞社編『一語一会 人生に効く言葉』。

読了。amazon.co.jpにて購入した。2005年12月28日の日記(id:akapon:20051128#p1)に書いたことは、この日記を検索するまで忘れていた。まあ結果オーライである。朝日新聞夕刊に連載された「一語一会」から78編を選んで収録した本で、その中に新井素子さんの…

菊地秀行『新・魔界行』第3巻・天魔降臨編。

読了。書店にて購入。20年振りに再開された新バイオニック・ソルジャー・シリーズが完結した。これだけガジェットを詰め込んで本当に終わるのか半信半疑で読み始めたが、ハイスパートな展開でとうとう最後まで乗り切ってしまった。南雲秋人の復讐譚としての…

夢枕獏『新・魔獣狩り』第10巻(空海編)。

読了。書店にて購入。毒島獣太の一人称と途中に挿入される歴史上の出来事が、話の奥行きを深くし更にテンポを高め、物語に加速が付いてきた感のある第10巻である。とは言え、相変わらず終息の気配が微塵もないのは喜んでいいのか悲しんでいいのか判断に困る…

栗本薫『快楽の都』グイン・サーガ第110巻。

読了。書店にて購入した本。快楽の都タイスに到着したグイン一行だが、歓待した領主のタイ・ソン伯爵に難題を押しつけられむむむという展開。次巻ではそれをどうやって切り抜けるのか詳細が語られる模様。パロへの道のりはまだまだ遠い。 『快楽の都』,栗本…

有川浩『レインツリーの国』。

読了。書店にて購入した本。今までの有川作品と違い非現実的な設定が何もない普通の(というと語弊があるような気もするが)恋愛小説。男女の視点を入れ替えながらそれぞれの気持ちの移り変わりがよく書けていて面白く読んだ。SFじゃなくても有川はいける。 …